ラディカルでポジティブな世界を目指して

ThreeTransitions.earthは、気候変動、生物多様性、人間の生活の間の複雑で相互に関連した関係を探求するためのウェブコンテンツです。

気候変動が人間の生活と生物多様性を脅かす中、私たちは、自然を破壊する文明から自然を回復する文明へと、根本的かつシステミックなトランジションを早急に必要としています。そのためには、これまでの世界観とはラディカルに異なる、ポジティブで真に持続可能な世界を想像し、それに向けた道のりを明らかにし、行動に移していくことが必要です。

このウェブサイトが、私たちが直面している危機への理解を深め、トランジションの出発点となるリソースとフレームワークを提供することを期待します。

Transition — Biodiversity

The world we have

Destructive:破壊

The world we want

Restorative:再生

Pathway — 土地や水資源の持続可能な利用を確かなものにするためにはどうすればよいのでしょうか?
Pathway — 食にまつわるシステムはどのようにして生物多様性に貢献できるのでしょうか?
Transition — Human Life

The world we have

Extractive:収奪

The world we want

Just:公正

Pathway — 日常のライフスタイルを改革するにはどうすればよいのでしょうか?
Pathway — 自然を人類の繁栄の中心に据えるにはどうすればよいのでしょうか?
Pathway — どうすれば長期的な視点を持って行動することができるのでしょうか?
Pathway — どうすれば公平で平等なコミュニティを作ることができるのでしょうか?
Transition — Climate

The world we have

Disastrous:災害

The world we want

Stabilised:安定

Pathway — 地球の未来について誰もが意見できるようにはどうしたらよいのでしょうか?
Pathway — 気候危機における私たち個人の行動の役割とは何でしょうか?
Pathway — 最も炭素集約度の高い産業はどのように脱炭素化できるのでしょうか?

Breakthroughs

脱炭素型の製造業のためのイノベーションを支援し、より持続可能な経済を築く

ここは終着点ではなく、出発点

当然ながら、このウェブサイトに掲載されている内容は、世界で起こっていることの全体像ではありませんし、そうなることを意図したものでもありません。世の中には、もっとたくさんのトランジションが、そしてその道筋、障害、突破口があります。

トランジションという思考は、それ自体が目的ではありません。むしろ、私たちと自然との関係、そして私たち同士の関係を改善するために、個人、コミュニティ、企業、政府が行うことのできる多様なアクションの出発点となるものです。

何から始めるのがよいのかは、あなたがどんな人で、どんなレバレッジポイントを利用でき、そして何に最も情熱を持っているかによって異なるでしょう。このウェブサイトの体験が、私たちがこれらのトランジションを起こすために行動し、ポジティブな未来を築くことができると感じるきっかけになることを臨みます。

プロジェクトについて

このプロジェクトは、日立製作所研究開発グループとTakram の共同で行われています。内容の一部は、12のサステナビリティのリーダーたちへの対話とリサーチをもとに9つのトランジションを示した「サステナブルな未来へのトランジション 」に基づいています。

今回のウェブコンテンツでは、以下の点をハイライトするためにインタラクティブ体験をデザイン・開発しました。

  • 1.

    トランジション思考によって、私たちが直面する最大の課題をどのように記述することができるか

  • 2.

    いくつものパスウェイやトランジションがどのように相互に関連しているか

  • 3.

    危機的な状況から、いかにポジティブで美しい世界を描き出すことができるか

  • 3.

    障害や突破口に関連する実際のデータや政策、取り組みついてのリソース

プロジェクトチーム

Project Vision and Research Concept: Koji Sasaki (Hitachi)

Creative Direction: Yosuke Ushigome (Takram)

Web Design & Research: Yosuke Ushigome (Takram), Jonathan Skjøtt (Takram), Michael Pecirno (Takram)

Illustration and art direction: Visun Le Duong ↗

Animation: Julien Pilipczuk ↗

Sound design: Manabu Shimada ↗

Copy editing: Reed Words ↗

Fact checking: Kayla Cohen

PR in UK: Zetteler ↗

PR in Japan: Yoshimi Irie

本ウェブサイトについては、日立製作所研究開発グループの「お問い合わせ」フォームにご連絡ください。

https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hqrd/rd/jp/form.jsp

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